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太陽光発電と蓄電池を同時設置する費用|容量別の計算例

太陽光発電と家庭用蓄電池を同時設置する費用を公式データから試算し、同時工事の見積もりで確認する項目を解説します。

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太陽光発電と組み合わせて設置された家庭用蓄電池システム

太陽光発電と蓄電池を同時に設置する費用は、組み合わせる容量で大きく変わります。公式データを使った単純計算では、4kWの太陽光+7kWhの蓄電池で約234.6〜269.6万円、5kW+10kWhで約314.5〜364.5万円が比較の目安です。

この金額は個別の見積価格ではありません。太陽光は2025年設置の新築平均28.9万円/kW、蓄電池は補助事業外の標準的な設備・工事費17〜22万円/kWhを掛けて合算しています。

容量別の費用計算

組み合わせ太陽光の計算額蓄電池の計算額合計
太陽光4kW+蓄電池5kWh約115.6万円約85〜110万円約200.6〜225.6万円
太陽光4kW+蓄電池7kWh約115.6万円約119〜154万円約234.6〜269.6万円
太陽光5kW+蓄電池7kWh約144.5万円約119〜154万円約263.5〜298.5万円
太陽光5kW+蓄電池10kWh約144.5万円約170〜220万円約314.5〜364.5万円

太陽光の平均は新築案件のデータです。既築住宅への後付け、屋根補修、分電盤改修、クレーン作業などがあると合計は変わります。同時施工で共通作業をまとめられる場合もありますが、値引き額は工事内容によって異なります。

同時設置でまとめやすい工事

電気設備の設計

太陽光と蓄電池を一体で設計すると、パワコン、分電盤、停電時の給電範囲を最初から決められます。ハイブリッドパワコンを選ぶ場合は、太陽光と蓄電池の電力変換を1台で扱う構成があります。

配線と申請

配線ルート、機器の設置場所、電力会社への手続きを同じ計画で進めやすくなります。ただし、申請費が単純に半額になるとは限りません。見積書で太陽光分、蓄電池分、共通分を分けてもらいます。

補助金の確認

自治体によっては、太陽光と蓄電池を同時に設置することが交付条件や加算条件になる場合があります。契約や工事着手より前の申請を求める制度もあるため、見積もり段階で公式の募集要項を確認します。

同時設置でも容量を大きくしすぎない

蓄電池容量は、太陽光容量と同じ数字へそろえるものではありません。判断に使うのは次の3つです。

  • 晴れた日に発生する余剰電力量
  • 夕方から翌朝までの電気使用量
  • 停電時に使う家電と想定時間

たとえば、昼間の余剰電力が平均3kWh程度なら、10kWhの蓄電池を太陽光だけで毎日満充電にするのは難しい場合があります。反対に、夜間の使用量が多く、停電時に200Vエアコンも使いたい家庭では、容量だけでなく出力と給電方式が重要です。

容量別の考え方は家庭用蓄電池5kWh・7kWh・10kWhの価格目安で確認できます。

見積書は太陽光・蓄電池・共通工事に分ける

同時設置の見積書が「一式」になっていると、他社と比較できません。最低でも次の3区分に分けてもらいます。

太陽光発電部分

  • パネル、架台、パワコン
  • 屋根工事、配線工事
  • 足場、申請、保証

蓄電池部分

  • 蓄電池本体、蓄電池用機器
  • 基礎、据付、配線
  • 分電盤、停電時給電工事

共通・追加工事

  • ハイブリッドパワコン
  • HEMSやモニター
  • 幹線・分電盤改修
  • クレーン、搬入、特殊基礎

太陽光部分は総額をパネル容量で割り、蓄電池部分は総額を実効容量でも割ってみます。明細の確認方法は太陽光発電の見積書の見方も参考にしてください。

別々に設置する方がよいケース

  • 既存の太陽光パワコンがまだ新しく、交換すると保証や残存価値を失う
  • 蓄電池の用途と必要容量が決まっていない
  • 屋根改修を先に行う予定がある
  • 補助制度の時期が合わない

同時設置は工事を整理しやすい一方、設備選びを一度に決める必要があります。太陽光だけ、蓄電池だけ、同時設置の3案を同じ会社へ出してもらうと、共通工事の差額を確認できます。

参考資料

情報確認日:2026年8月14日