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太陽光発電5kWの年間発電量は約5,000kWh|月平均と計算方法

5kWの太陽光発電で見込める年間発電量を、JPEAの目安から計算。月平均、地域・方位・影による違いも解説します。

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5kWの太陽光発電を設置した住宅と年間発電量のイメージ

5kWの住宅用太陽光発電では、年間約5,000kWhが発電量の大まかな目安です。太陽光発電協会は、南向き・傾斜角30度の例として、設置容量1kWあたり年間約1,000kWhを示しています。

したがって単純計算は次のとおりです。

5kW × 1,000kWh/kW・年 = 年間約5,000kWh

ただし、これは全国どの住宅でも同じ発電量になる保証値ではありません。地域の日射量、屋根の向き、傾斜、影、機器損失、天候によって変わります。

5kWの発電量目安

期間単純平均した発電量
1年約5,000kWh
1か月約417kWh
1日約13.7kWh

月平均417kWhは、年間5,000kWhを12で割った値です。実際には、春から初夏に多く、梅雨、積雪期、日照時間の短い冬に少なくなる地域があります。毎月417kWhずつ発電するわけではありません。

発電量が変わる5つの条件

地域の日射量

同じ5kWでも、年間の日射量が多い地域と少ない地域では発電量が変わります。NEDOの日射量データベースでは、国内各地点の方位角・傾斜角別の日射量を確認できます。

見積もりの年間発電量は、住宅に近い観測地点のデータを使っているか確認してください。

屋根の向きと傾斜

JPEAの年間1,000kWh/kWという例は、真南・傾斜30度が前提です。東西向きでも発電できますが、時間帯別の発電の山と年間量が変わります。

南向き以外の考え方は東・西・北向き屋根の発電量で整理しています。

建物や樹木の影

アンテナ、電柱、隣家、樹木、屋根の段差による影は、時間帯と季節で位置が変わります。影が一部のパネルにかかったときの影響は、回路設計や機器構成によっても異なります。

現地調査では、朝・昼・夕方、夏・冬の影を想定した図やシミュレーションを確認します。

パワコンなどの変換損失

パネルで発電した直流電力は、パワーコンディショナで家庭用の交流へ変換します。変換、配線、温度、汚れなどによる損失があるため、パネル容量×日射量がそのまま使用・売電できる電力量にはなりません。

パネルの経年変化と故障

発電量は天候で年ごとに変動し、長期的にはパネルの出力低下も考慮します。発電量が急に落ちた場合は、パワコンのエラー、通信停止、汚損、影の増加などを確認します。

発電した5,000kWhは全部売れるわけではない

太陽光で発電した電気は、まず家庭内で使われ、余った分が売電されます。

年間発電量5,000kWh、自家消費率30%と仮定すると次の計算です。

区分計算年間電力量
自家消費5,000kWh × 30%1,500kWh
余剰売電5,000kWh × 70%3,500kWh

自家消費率は、日中の在宅、エコキュートやEVの充電時間、蓄電池の有無で変わります。売電収入だけでなく、買わずに済んだ電気の価値も分けて計算します。

2026年度のFIT単価は最初の4年間と5年目以降で異なります。詳しくは2026年度の住宅用太陽光の売電価格で確認できます。

見積書の発電シミュレーションで見る項目

  1. 使用した日射量データと観測地点
  2. 屋根面ごとの方位・傾斜角
  3. 影と積雪をどう反映したか
  4. パネル容量とパワコン容量
  5. 各種損失率
  6. 自家消費率と売電率
  7. 電気料金・売電単価の設定

複数社の試算が大きく違う場合は、結果ではなく計算条件をそろえます。見積書全体の確認方法は太陽光発電の見積書の見方を参考にしてください。

5kWの設置費用は太陽光発電4kW・5kWの費用で公式価格データから計算しています。

参考資料

情報確認日:2026年8月14日